汎美術協会

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[2018秋季展]
講評・講演会 報告

2018汎美秋季展にて下記のとおり講評・講演会を開催しました。
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▪2018汎美秋季展 特別企画
「堀浩哉  講評・講演会」

9月29日(土)
▶PM1:00~作品講評会 
 汎美秋季展会場 
 ※展示作品についての講評です

▶PM3:30~講演会「絵画、美術、芸術」
 都美術館 講堂(ロビー階)
 ※入場無料・先着200名(予約不要)
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講評会は、
作品の前でまず作者がステートメントを述べる形式で行われました。
堀先生は作者の言葉と作品を丁寧に読み解き、
時に矢継ぎ早に質問を投げかけ、作者の曖昧な部分を明確化し、
作品の到達点・改善点を鋭くも温かく示されました。
その言葉は批評の難しい表現を使うことなく、
大変わかり易くかみくだいた対話のようでした。

講演会においては、
フランス「アンデパンダン」の流れを汲む当協会の成り立ちからお話いただき、
官営サロンから独立し「美術」が生まれた時代を俯瞰。
また堀先生ご自身の作品を映写し、
1960年代の初期の絵画・演劇・パフォーマンスから、
1970年代〜「美共闘Revolution委員会」インスタレーション等々、
1980年代〜「Jungle」「ローマで鳥を見た」等々から
「滅びと再生の庭」へと続く数多くのシリーズ作品の現在に至るまでの、
絵画にとどまらない多様な表現の一端をご紹介いただき、
その時代時代の問題意識から真の「芸術」創作へと進む
「絵画、美術、芸術」とのテーマに収斂させる大きな流れをお話下さいました。

いずれも聴衆の皆さんにとって、
大変多くの学びのある場となったのではないでしょうか?
HORI-1