汎美術協会

理念Philosophy

「汎美術協会」とは、「汎(=広く行き渡る)美」という意味の名称のとおり、

「権威主義的な階層性や審査制度を否定し、
 すべての作家は対等の立場に立つべき」

との理念のもと、真摯な創作活動を希求し、
かつ、自由な発表と交流の場を作ることを目的として
次のような特色ある展覧会「汎美展」を開催する美術団体です。

「汎美展」は、
  • 1.出品作品についての審査、賞の授与をしません。
  • 2.作品のジャンルや手法等について可能な限り制限を設けません。
  • 3.抽選にもとづいて公平に展示位置を決定します。
  • 4.展覧会費用は出品者でまかない、観客からは入場料をいただきません。

出品者は会員と、会員の推薦する作家を原則とします。
一般公募も行いますが、当会の理念に同意し、かつふさわしいと思われる作家を、
運営委員会において推薦する形(公募推薦制)をとります。

 What’s the HANBI Association ?Adobe PDF

会則Constitution

汎美術協会会則Adobe PDF

(平成28年6月18日改定)

詳しくはこちらのPDFをご参照ください
※PDF形式のファイルをご覧になるには、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)のAdobe Readerが必要です。

沿革History

汎美の歩みAdobe PDF

[概 略]
昭和 8年(1933年) 「新興独立美術協会」として創立。
昭和 9年(1934年) 第1回展を東京・京橋の味の素ビル画廊において開催。
昭和10年(1935年) 会場を東京都美術館に移し、以後同館において公募推薦制の展覧会を開催。
昭和17年(1942年) 会名を軍の要請により「新東亜美術展」と改称。第10回展を東京都美術館にて開催。
昭和18年(1943年) 第11回展を開催後、戦況悪化のため休会。
昭和21年(1946年) 終戦後会名を「汎美術協会」と改称し、第12回展を東京都美術館にて開催。
以後は断続的に13〜15回展を東京・銀座のヤマト画廊等において開催する。
昭和50年(1975年) 新東京都美術館の建設と新しい美術運動の台頭の中で、改めて「権威主義を否定し、あらゆる偏見や表現阻害と闘って自由な創造と表現の追求および民主的な交流の場を作ること」を目指し、審査とそれに連なる階層性を排した公募推薦制を掲げ、再出発する。
昭和51年(1976年) 再出発後初の大規模展覧会である「第16回汎美展」を東京都美術館にて開催。
昭和54年(1979年) 「第19回汎美展」開催。
以後は3月に東京都美術館にて「汎美展」、秋に画廊等で「会員展」を開催する形式が定着。
平成19年(2007年) 秋に中規模にて開催してきた「会員展」を「秋季展」に発展させ、東京都美術館で開催。
平成20年(2008年) 国立新美術館のオープンに伴い、会場を国立新美術館に移し「第48回汎美展」を開催。
平成24年(2012年) 会員数が70名を超える。

※会場の変遷等、具体的な「汎美展」の歩みは上記PDFをご参照ください。