汎美展会員
汎美展2005年より出品
たまごか、にわとりか
作画に向う場合イメージを楽に表現できるひと、白いキャンバスを目の前に長い時間試行錯誤しながら表現するひとなど作家のタイプはさまざまのようですが、私の場合白いキャンバスを眺めていると自分の能力以上の作品ができるような気がして、描きだすまで時間かかります。常に考えることは「テクニックと表現とは」。最近はテクニックに陶酔しているような作家が多いように思えますが、思考か技術かどちらが先かはわかりません。「思考と技術は同時進行で三角形の頂点を極めるところに作品の高まりがある」という先人画家の文章を読んだことがあります。画家にとっては永遠の難題かもしれません。私は不器用な表現の中に自分の頂きを見いだせるように描き続けていければと思っています。たまごが先かにわとりが先かはわかりませんが、ふと気が付いた時、実感のある作品が生まれるような気がします。